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help リーダーに追加 RSS 就職浪人とは?

<<   作成日時 : 2006/08/17 23:12   >>

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就職浪人とは、就職活動の長期化のため、活動途中に就職をあきらめてしまった学生の方々の総称です。就職浪人は「超買い手市場」と呼ばれた「氷河期の就職戦線」では、その存在も珍しくなかったのですが、様変わりした「超売り手市場」と呼ばれる本年度の就職戦線の中でも「就職浪人」を志す(?)学生が多数存在することには驚いています。

大学院等に進学する場合はともかくも(中には、希望した会社に入社できないからと大学院に進学するケースも多々ありますが・・)、就職浪人生は卒業しても何もしない無業者(ニート、引きこもりなど)やフリーターになることが多く、この「売り手市場」の就職戦線の中からもニートやフリーターが生まれてくる現状を危惧してしまいます。

「超売り手市場」の就職戦線の中で、わざわざ就職浪人をする必要があるのでしょうか?

途中で活動をあきらめる理由には、就職に対する学生の動機が薄いことが挙げられています。自分が何の仕事に就きたいのかわからないままに就職活動の時期に突入してしまうからかも知れません。

そのため、入学直後からキャリア形成のセミナーを開き、学生に「どんな仕事がしたいのか」「そのために何をすればよいのか」など就職への動機付けを働きかける大学が一般的になってきました。

ただ一番大事なことは、まず「自立するために働く!!」「自立するためには、働かなければならない」!!という自覚が欠けていることです。

やりたい仕事に就くことも大事ですが、まずは「自立しなければならない!!」という自覚を養ってください。本当の現実を申し上げれば、サラリーマンの70%以上が潜在的に転職を希望しているのです。「天職」に就ける人など、本当にごく一部の人だけです。これが事実です。

では、なぜ「自己分析をして、自分のやりたいことを追求する!」などの指導が、まかり通っているのでしょうか?

それは、早期退職を防ぐための方法だと考えられているからです。就職後二年以内に辞めてしまう若者が増えています。このことは、本人も辛いかも知れませんが、企業の側にも大変な打撃です。

社員教育という投資期間中に「給料泥棒」のような形で早期退職をされることは企業にとっても大変なことなのです。だから、早期退職の可能性を摘み取るために「ミスマッチがないように、自分のやりたいことを確立しなさい!」と指導しているのです。

ただ、この指導方法にも問題があります。

「本当に、やりたい仕事に就ける保障は何もありません。」

それなのに、「やりたい仕事は?」と問いかけて、そのことが一番大事なことのように騒ぎたてることで、就職浪人や早期退職者を逆に生んでいるのかもしれません。

本当に大事なことは・・「自立する!!」ことなのです。

働くことは、「自立する」ための一番大事な手段なのです。このことを忘れないで下さい。

やりたい仕事がわからなくても、人は自立するために働かなければなりません。

いつまでも、誰かの庇護のもとで生活していてはいけないのです。

自立していない人生は、野性を忘れて飼いなされたペットと同じだと思ってください。


志望との偏り

大学生への就職希望アンケートでは、大手と言われる企業が上位に並びます。

また、大手企業の中でも総合商社や一般消費者向けの製品やサービスを持つ企業(メガバンクや保険会社、電気機器・自動車などのメーカー、航空会社、旅行会社、マスコミなど)に人気が集中します。

このような結果になる原因として、日本の学生が様々な職業を体験したり、その実情に触れる機会が少ないことが指摘されています。

職業の中身(各々の職業の表面からは伺いしれない舞台裏)が判らないため、イメージ先行の求職になっているようです。

そのため、有名人気企業に定員をはるかに上回る応募がある一方で、(学生に対して)目立たない企業やベンチャー企業に応募者が少ないという現実があります。

ちなみに2002年のノーベル化学賞を受賞した、島津製作所の田中耕一も、当初の第一志望は就職先人気上位企業の定番であるソニーでしたが、ソニーが不合格となり、当時の教授からの進言で一般には知名度が低く、本人も知らなかったという島津製作所に志望先を変更したというエピソードが有名ですね。就職後の人生がどのようになっていくのかは、誰にもわかりません。第一希望に就職できた方でも、本当に多くの方々が、その会社を中途で退職していきます。

そして、不本意で入社した会社なのに、いつのまにか大出世して、その後の人生を楽しんでいる方々も本当に多くいるのです。

どうか、いままでの乏しい経験の中で浮かんできた志望企業や「やりたいことがわからない」という理由だけで就職浪人となることは止めてください。

自分の人生の自立の時期を遅らせることにつながります。そして、就職の時期を遅らせることで、生涯賃金(一生涯に働いて手に入れる給料の総額)も大幅にダウンさせてしまいます。

不本意な就職でも、まずは正社員となり、自分のキャリアを磨いて、その後に満足できなければ転職を志せばいいのです。

就職環境が好転する時に、わざわざ就職浪人とならないように頑張ってください。

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